高麗人参の種がほしい

高麗人参の栽培は長い年月を要し、手間と根気が必要です。
しかし自家栽培ができないという訳ではありません。
これから高麗人参の自家栽培に挑戦してみたいと考えられている人もいると思います。
高麗人参の自家栽培にまず必要なものは種です。
種はどういう入手方法があり、どの程度の価格で販売されているのでしょうか?

高麗人参の種はどこで買える?

高麗人参の種はホームセンターや種苗店、通販で購入が可能です。
とはいえ高麗人参の種を取り扱っているお店の数は多くないため、事前に問い合わせて入荷時期などを確認した方がよさそうです。
一般のホームセンターや種苗店は入荷時期が不定期なこともあり、最寄りのお店に確認する必要があります。

通販でも種は販売されていますが、発送時期が限られています。
通常、秋の販売で、10月から11月頃の発送です。
確実に入手を希望する場合は、事前予約を受けつけている業者もありますので、興味のある方は一度、直接問い合わせてみることをおすすめします。

高麗人参の種の値段

高麗人参の種は希少性もあるせいか、10gで2000円前後で販売されています。
種ではなく苗から育てたい方は苗での購入もできます。
苗は1苗、500円前後で販売されています。

種まきから発芽まで

数年を要する土作り

高麗人参は種まきの前の土作りがとても大切だといわれています。
土作りは時間をかけ、念入りに行います。
通常、2〜3年を要します。
高麗人参は弱酸性の土を好むため、4.5〜6までのPHが適しています。
堆肥を混ぜて土壌作りを行いますが、入れすぎてもうまく育ちません。

高麗人参は根が長く成長するため、土作りは深くまでしっかりと行う必要があります。
通常、45センチ位の深さまで耕すとよいといわれています。
畝の幅は90センチから1メートル程が理想です。

種まきの時期

高麗人参は秋と春が種まきに適した時期です。
高麗人参は暑すぎても寒すぎてもうまく育ちません。
気候は高麗人参の成長に大きな影響を及ぼします。
秋に種をまくと、順調に育つと4月末頃に発芽します。
高麗人参はとてもゆっくりと成長していきます。
高麗人参は直射日光に弱いので、日よけが必要です。
また風よけ対策も必要です。
高麗人参は涼しくて乾燥した場所を好む植物なので、そのような条件に合う場所に種をまきましょう。

収穫は6年後

高麗人参の有効成分、サポニンの量は3年目頃から増えてきます。
栄養価が最大になるのは6年目です。
種をまいてから収穫まで6年を要する栽培は根気と忍耐が必要ですが、その分、収穫の喜びは何倍にもなるでしょう。
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