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高麗人参の代用になるものってある？
高麗人参の美容と健康効果を一度試して見たいけど、なかなか入手できない、あるいは予算面で折り合わないため、あきらめてしまう人もいるかもしれません。高麗人参を購入することが出来なかった場合、効果効能が良く似たもので代用することは可能でしょうか？
高麗人参の代用になるもの
高麗人参の代用になるもの、それは「ごぼう」です。高麗人参と値段に差がありすぎるため、意外に思えるかもしれません。
高麗人参が手に入らない場合は、ごぼうを食べると似たような効果が得られます。
その理由は、どちらにも共通する成分が含まれているからです。
高麗人参とごぼうの関連
サポニンを含む高麗人参とごぼう
高麗人参の大きな特徴は、サポニンが含まれていることにあります。サポニンは植物に含まれる独特の苦みや渋みの原因になる成分で、根、茎、葉などあらゆる部分に存在します。
サポニンは美容と健康に多くの効果があります。
高麗人参には30種類を超えるサポニンが含まれています。
高麗人参の特有のサポニン、ジンセノサイドを含有します。
高麗人参に比べると、サポニンの種類や量が劣るとはいえ、ごぼうもサポニンを含んでいます。
サポニンの効果
サポニンの具体的な効果は抗酸化作用によるアンチエイジング、動脈硬化や生活習慣病の予防、コレステロール値の低下、血栓の予防、免疫向上、肝機能向上、過酸化脂質の除去、更年期障害の軽減、ホルモンバランスの安定、自律神経の安定、美肌、美髪などで、サプリメントにも利用されています。ごぼうのサポニンの特徴
高麗人参は根に多くのサポニンを含んでいます。根菜であるごぼうもサポニンを 含みます。
どちらも土壌に含まれる栄養分を吸収し生育します。
特に土の中で育つため、強い抗酸化力を持ちます。
ごぼうのサポニンは免疫力を高め、傷の治りを早める効果があります。
ごぼうの効果的な利用のし方
ごぼうのサポニンは皮に含まれるので、ごぼうは皮を剥かずに食べるとその効果を有効に利用することができます。きんぴらごぼうやごぼうのサラダなどに使用する場合、皮を剥かずに調理しましょう。
ごぼうの灰汁にはポリフェノールが含まれています。
長時間の灰汁抜きは、風味がなくなるだけでなく、抗酸化作用も失ってしまいます。
ごぼうの他にサポニンを含む食品
ごぼうの他にもサポニンを含む食品は、大豆、大豆製品（納豆、おから、ゆば、豆乳、油揚げ、がんもどき）、黒豆、漢方に使われる生薬などがあります。これらの食品を食べるとサポニンの効果を得ることができます。
高麗人参はサポニンの種類が突出して多く、強い薬効がありますが、サポニンを摂るという目的であれば、ごぼうなど別の食品からでも摂取が可能です。
高麗人参を飲むことが出来ない時のサポニン補給として、代用できる食品があるということを覚えておくと良いでしょう。
