高麗人参はこう煎じて飲む

高麗人参の最もポピュラーな飲み方は煎じて飲む方法です。
この方法は昔から変わらず、多くの人々に親しまれてきた伝統的な飲み方です。
正しい煎じ方を覚え、高麗人参のお茶を味わってみましょう。

高麗人参の選び方

サポニンの多い6年根

高麗人参は根の部分を使用します。
根は特有成分のサポニンが豊富に含まれ、高麗人参の多くの効能を生みだす源です。
高麗人参の栽培は4〜6年かかりますが、年数が経つごとにサポニンの含有量が多くなります。
最も効果が高いものが6年根です。
高級品で価格もそれなりに高いですが、できればこの6年根の高麗人参を選びます。

紅参

高麗人参は紅参、白参、水参の3通りの加工方法があります。
紅参は6年根を用い、皮付きのまま蒸して乾燥させたもので、最もサポニンの量が多く含まれ、長期保存も可能です。
煎じて飲むためには紅参が最適です。

ちなみに白参は4〜5年根の皮を剥き乾燥させたもので、水参は生のままの高麗人参です。
白参、水参でもお茶として煎じて飲むことは十分可能です。

高麗人参の煎じ方

1リットル程度の水に高麗人参20gを入れます。
火にかけ、沸騰したら火を弱めて2〜3時間煎じます。
乾燥したナツメを入れ煎じる方法がおすすめです。
煎じる時間は水や高麗人参の量により加減します。

ふきこぼれないように火加減を調節します。
お好みで生姜を入れても良いでしょう。
水の量が少ないと、高麗人参の成分が十分に溶けないことがあるので注意しましょう。
熱いうちにガーゼなどで漉します。

効果的な飲み方と注意すること

煎じた高麗人参茶は、1日に数回に分けて飲みます。
胃腸に問題がなく健康であれば食間の空腹時に飲むと効果的です。
初めて飲むにあたり、味に若干の抵抗がある方は、砂糖やハチミツを入れると良いでしょう。
高麗人参茶は冷やすより人肌程度の温度で飲むと飲みやすくなります。
小さめの湯呑み茶碗に入れ、最初は少しずつ飲みながら、身体に変化が起きないかをよく観察します。
まれに多量に飲むと、めまいや動悸がすることもあるので注意しましょう。
風邪の時や発熱している時、胃腸の働きが弱っている時は飲まないようにします。
また既往症があり、医薬品を服用している方は事前に医師に相談しましょう。

高麗人参茶の効能

高麗人参に含まれるサポニンは疲労回復、滋養強壮、老化防止、免疫力の向上、血行促進、更年期障害の症状の軽減、記憶力向上などの効能があるといわれています。

より簡単に高麗人参茶を飲むためには

高麗人参を煎じて飲む時間がない、もっと簡単に高麗人参茶を楽しみたいという方には、 お湯に溶かすだけで高麗人参茶が作れるという、高麗人参を粉末にした商品が販売されていますので、そういったタイプのものを利用してみるのも良いでしょう。
Columnおすすめの関連コラム
トップに戻る