高麗人参はパニック障害も改善?

パニック障害は、近年患者数が増えている病気のひとつで、特に女性、そして比較的若い方に多く発症します。
パニック障害はまだ解明されていない部分が多い病気ですが、その症状の改善に高麗人参が役に立つと期待されています。

パニック障害とは

パニック障害は突然、動悸、息苦しさ、めまい、呼吸困難、強い不安感などを伴う発作が起きる病気です。
発作は通常10分から1時間以内で収まりますが、繰り返して起きます。

発作を何度か繰り返すと、発作に対する恐怖心が生じ(予期不安)、人の多い場所、以前に発作が起きた場所に行くことができなくなります。
(広場恐怖)
パニック障害を治療せずに放置すると、うつ病になる危険性もあります。

パニック障害を改善するためには

パニック障害の原因は完全に解明されていません。
現在行われている治療方法は、脳内の神経伝達物質のノルアドレナリンとセロトニンの量を調節する薬物療法や、抗不安薬、抗うつ剤を使用する治療です。

パニック障害の改善は、まず心身をリラックスさせることが大切です。
そうすることによりストレスの軽減に繋がります。
心身のリラックスは、パニック障害の特徴である強い緊張状態を緩和することに効果があります。

高麗人参とパニック障害

高麗人参に含まれるサポニンは、自律神経のバランスを整える働きがあります。
自律神経は昼間に活動している時や、緊張し、ストレスを受けている時に働く交感神経と、就寝中やリラックスしている時に働く副交感神経から成り、このふたつのバランスが上手く取れていると健康な状態であるといえます。

高麗人参のサポニンは交感神経の過剰な働きを落ち着かせ、自律神経を安定させる働きがあり、ストレスの軽減や、うつの症状を緩和する効果があります。
ストレスが軽減されると神経の緊張がほぐれ、パニック障害の症状を抑える手助けになります。

サポニン群を多く含む紅参が心身の緊張緩和に効果的

高麗人参は漢方や医薬品に配合されているものと、健康食品として販売されているものがあります。
元々は植物なので、副作用という概念はなく、安心して摂取することができます。
薬のように依存性の心配も無用です。

高麗人参は多くの種類が出回っていますが、最も効果が高いのは紅参と呼ばれる種類です。
紅参は高麗人参の皮を剝かずに蒸し乾燥させたもので、その工程で、生の高麗人参にはないサポニン群、ジンセノサイドが増えることが確認されています。
豊富なジンセノサイドが精神的な緊張を緩和し、ストレス、うつを軽減します。

高麗人参は継続摂取が理想

高麗人参はパニック障害を直接治す効果はありません。
しかし補助的にパニック障害の症状を改善することが可能です。

高麗人参は処方薬のような即効性はないので、その効果を実感するためには、ある程度の期間、継続して摂取することが必要です。
高麗人参は数々の健康上と美容上の効果効能があり、健康増進に総合的に作用します。
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